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執筆者の写真CRZKNY

煙雨 浮かび上がるイメージ



図らずしも梅雨の時期リリースの今作。


10代の頃、ターンテーブルも持ってなかったから親戚からもらった何十年前?ってレコードプレーヤーにモーリッツォのMシリーズ乗せて延々聴いてた頃を思い出しながら、その当時から今まで、これってなんなんだろうって感覚が、ずっとあって。って、まぁ、今となってはミニマルダブなんだけど、あの音を片面づつ聴き返しながら想像してた世界観みたいなものが、イングロリアルバスターズのラストの煙に映し出されるフィルムみたいに、煙雨に現れては消える、っていうイメージで作った。


煙雨っていうと中国の奥地とかの水墨画みたいなの想像するかもしれないけど、出来上がった音が煙雨の真っ只中で、粒子に当たって響くとか、想像したら楽しいなって。


先月の『墓碑銘』がハード寄りだったのもあって、逆にシフトしたサウンドスケープだけど、今回の音は無限にバリエーションができて、正直自分が作ってて救われた。


まぁ、相変わらず俺以外は誰も必要としてないサウンドなのかもしれない。


それでも誰かに届いたなら、うれしいな。


そんな、えらくまともなことも言いつつ。



そして、今回の斎藤氏による『DKMV』第八頁は、今までの流れ追ってきた読者目線で普通にビビる展開。やっぱ天才だよこの人。毎回痺れる。



あと今いきなり思い出したけど、斎藤さんが自身の「描く」って行為についてツイッターで書いてたけど、ほんと、作品産み落とすって、毎回命削る行為だから。


その覚悟わかんねーならわかんねーで黙っとけって。わかった口きいて実際は無理解と放置と搾取とかするやつらに、構ってる暇ってこっちにはないんだよねっていう。


ま、来月もよろしくです🔥

 

以下プレスリリース


CRZKNYアルバム第八弾はミニマルダブテクノ集『煙雨』


12ヶ月連続アルバムリリース企画を斎藤潤一郎とのコラボで行なっているCRZKNY。そのアルバム第八弾は、Bacic Channel~ケルンミニマルダブを通過しFootworkの要素までも取り込みつつ、楽曲要素を究極まで削ぎ落とした故の、高次の深さを持つ唯一無二のミニマルダブテクノ/フットワークアルバム『煙雨』。


製作はすべて160BPMで統一しており、D.J.Fulltonoとの伝説的ユニット『THEATER1』のその先を彷彿させる珠玉のダヴテクノ/フットワークが完成した。


また、今作ではCRZKNYのトレードマークである強烈なSUBBASSも久々に解禁し、アルバム全体を通して120BPMと160BPMの間を自由に揺蕩う強靭なグルーヴを体感できるアルバムとなっている。


購入特典として斎藤潤一郎による書き下ろし『DKMV』(第八頁)が封入。

沈みゆく軌跡を映し出す幕に浮かび上がる。


5月20日配信アルバム第八弾

煙雨 [DKMV-009]


track list


01. 煙雨 - 1

02. 煙雨 - 2

03. 煙雨 - 3

04. 煙雨 - 4

05. 煙雨 - 5

06. 煙雨 - 6

07. 煙雨 - 7

08. 煙雨 - 8


アルバム購入特典として

斎藤潤一郎書き下ろし『DKMV』第八頁を封入。





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