RVST HOUSE / 髄音
更新日:2021年3月1日
今月も第4木曜が近付いてきましたね。
12ヶ月連続アルバムリリース企画、今回は第4弾です。
錆び付いて荒んだハウスを2016年頃から作り続けてるんですが(BandcampのRVST HOUSEシリーズや『MERIDIAN』のDISK2に収められた作品群など)、このプロジェクトを始めるきっかけになったのは何かというと、皆さんご存知のJAMAL MOSSのプロジェクトI.B.Mが2003年に自身のレーベルMathematics Recordingsからリリースした『My Life As A Skinny Puppy』に収録された「Blade Runner」(人のことは言えませんがマジ....タイトルですね)という曲です。
これがRVST HOUSEの起点になってます。
I.B.M - Blade Runner
この曲以外もこのEP全曲めちゃめちゃサグなんですが、なんで敢えてこの曲かというと、一番わけわかんないからですね。人生のベスト10には入るくらいにはこの曲好きなんですが、すごく意味不明な音で。
恥ずかしながら2015年頃に初めてこの曲を聴いて衝撃を受けて「うおー最高だー」って何故か思い、衝動的にRVST HOUSEをはじめた次第です。。。
他に近しい世界観だと、Marshall ApplewhiteやDrvg Cvltvre、インダストリアルな質感でいうとJK FleshやImaginary Forcesなんかも入る感じで「RVST」って概念を捉えてます(個人的な思いを書いてるだけなので、これらのアーティストのファンの皆さんどうか落ち着いてください)。
そして今回アルバム『髄音』として、ようやくBESTが作れたなと自負。
って、私が提唱してるだけなので自分の匙加減一つなんですが。
ただ、匙加減一つとは言え、普段他人にだいぶ厳しい私ですが、それ以上に自分に厳しいので、その基準で(手前基準ですが)良い音鳴らせてると思うので、オススメです。
今回のアルバムコンセプトとしては、ようやく配信で観た『ハウス・ジャック・ビルト』の映画終盤から構想のヒントを得て製作しました。
あと『髄音』ってタイトルなんですが、今回全編に渡ってTB-303の音を使用した所謂アシッドハウスをRVST HOUSEとして再構築して製作したので、アシッドハウスの象徴であるイエローが錆び付いて濁るイメージと、髄膜炎等にかかると髄液が橙黄色に変わるイメージを重ねてつけました。
とまぁ、ダラダラと作者の作品の説明なんて無粋だとは思いますが、聴くときの水先案内程度に読んでもらえれば、より楽しめたりするかもなぁと思いながら毎度書いてるので、作品至上主義の方もしもいらっしゃっても大目に見てくれるとうれしいなー🌝
そして当然今回のアルバムも斎藤潤一郎氏とのコラボ企画なので斎藤氏による『DKMV』が封入されています。
毎回度肝抜かれる圧倒的な世界観ですが、今回も凄まじいです。
あと何気にGOODWEATHERも登場して、斎藤氏の心意気に超絶悶え泣きしてしまいましたね。。。
来週1月28日(木)配信開始です。是非ー🤗
以下プレス
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CRZKNY12カ月連続アルバムリリース第四弾は超重量級暗黒アシッドハウス
自身のレーベル「DONTKILLMYVIBE」の立ち上げと同時に斎藤潤一郎とのコラボとして12カ月連続アルバムリリース企画を開始しているCRZKNY。そのアルバム第四弾が1月28日にリリースされる。
『髄音』と名付けられた今回のアルバムは、2016年よりCRZKNYが提唱するRVSTHOUSE(ラストハウス)[ I.B.M『Blade Runner』(2003)を祖とした”荒涼とした世界観を持つハウスミュージック”を制作するプロジェクト] の系譜に連なる、超重量級暗黒アシッドハウスが全編に渡り展開されている。
タイトルの『髄音』は、アシッドカラーのイエローが侵食され濁るイメージと、髄膜炎など身体に異常がある際に髄液が橙黄色になることを重ねて名付けられた。
罅割れ錆びた色彩のアシッドハウスに導かれ、地獄の階層を下る暗黒の旅を楽しんでいただきたい。
今回も購入者特典として斎藤潤一郎による書き下ろし『DKMV』(第四頁)が封入される。夜の洞で鳴り響く喧騒が歪んだ静寂をもたらす時間の隙間。
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1月28日配信アルバム第四弾
CRZKNY - 髄音 [DKMV-005]
Track list
01. 第一園
02. 第二園
03. 第三園
04. 第四園
05. 第五園
06. 第六園
07. 第七園
08. 第八園
09. 第九園
10. 地上
アルバム購入特典として
斎藤潤一郎書き下ろし『DKMV』第四頁を封入。
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